魅力度(Attractiveness):★★★☆☆ 難易度(Difficulty):★★★☆☆ 体力度(Physical Power Level):★★★★★
週末5週間連続の雨の後、やがて晴天の日がやってまいりました。このチャンスを逃すわけには行かないので、一泊で三つの山を登りました。その名は越後三山!
越後三山は八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳の総称で、最高峰の中ノ岳、百名山の越後駒ヶ岳、焼酎で有名な八海山で構成されています。なお、中ノ岳と八海山は200名山に選ばれています。この地域は豪雪地帯で春から雪溶け水が年中流れるので柔らかくて美味しい水が 豊富です。新潟コシヒカリの秘密もここにあります。今回は、その水が僕の命も助けてくれました。
一泊での越後三山の縦走は、かなりきつかったです。最高峰の中ノ岳が約2,000mと低いとはいえ、スタート時点の標高が250mで、かつアップダウンが激しいため、累計標高差は約3,000mにも及びます。縦走総距離も30キロ以上で、しかも足場が悪いのでずっと集中力が求められます。
言い訳を付け加えると、睡眠不足(前夜車中泊2.5H)、10月中旬とは思えない猛暑(max25度)&晴天(日陰ほぼなし)、水不足(2.5L)がもたらした食欲のなさ(約12キロ時点の祓川までおにぎり一個)、久々のテント白装備(たぶん20キロ弱)で、倒れそうになりながらもなんとかやりきりました。
山自体のレベルはそれほど高くありませんが、歩きにくさはこれまで経験したことがありません。誕生日に山で死ぬかと思いましたが、死なずに帰って来れてホッとしてます。
※越後駒ヶ岳だけ登る場合、上記限りではなく、初心者も簡単に登れますので、ご安心ください。
It was raining for five consecutive
weekends, but in the end nice weather finally came. I thought I would never
miss a chance to climb this mountain.
I've never climbed a mountain
under a full equipment for a long time, but this time the weather was good so I decided to camp
on the mountain with my full equipment. I chose Echigo-Sanzan mountain.
Echigo-Sanzan
consists of three mountains: Hakkaisan,Nakanodake and Echigo-Komagatake. It was
so tough to climb this mountain. I struggled with lack of water, high
temperatures and a very long course.
The highest point of the mountain is 2,085m, but I started at 250m; Further more there were a lot of ups and downs so on the overall, I had to climb about 3,000m and the distance was over 30km. I felt I needed more strenght.
I expected the temperature to be lower
because of the season, but to my surprise it was like summer. I felt dizzy and
nauseous because I didn't take enough food. If I did I would feel thirsty and I
didn't have enough water with me. Because it was my birthday I knew I couldn't
die that day so I managed somehow.
【Movie and Pictures】
※写真が多いので全部は掲載しません。アルバムをご確認ください。※Videoを撮影した写真は、下記Mapに示してあります。
【VideoⅠ 八海山】
【VideoⅡ 中ノ岳】
【VideoⅢ 中ノ岳~越後駒ケ岳の稜線上】
【VideoⅣ 越後駒ケ岳】
紅葉シーズンを満喫!
さて、ここから稜線歩きスタート!
今日の目的地はまだまだ遠い。
キレット!こう見えても、行ってみると全然大したことない。
温泉が流れる沢水で頭も洗って、喉も潤して・・・これこそ天国!!!
スティックって折れるもんなのかな・・・ モンベルは信用できないぜ!
あのアップダウンをすべてやりこなしてきたわけなんです。
どっちがどっちか忘れた。確か左が太陽、右が月?
あれ?これも左が太陽、右が月?上の写真と反対になるはずだけど?!?!
朝日に燃える越後駒ケ岳
さて、ここから稜線歩きスタート!
八海山直下のロングクサリを通れば、もう危ない箇所なし!
怖いところもあるけど、まぁ大したことないでしょう。
今日の目的地はまだまだ遠い。
キレット!こう見えても、行ってみると全然大したことない。
温泉が流れる沢水で頭も洗って、喉も潤して・・・これこそ天国!!!
スティックって折れるもんなのかな・・・ モンベルは信用できないぜ!
あのアップダウンをすべてやりこなしてきたわけなんです。
どっちがどっちか忘れた。確か左が太陽、右が月?
あれ?これも左が太陽、右が月?上の写真と反対になるはずだけど?!?!
朝日に燃える越後駒ケ岳
【Route and Time-schedule】
10月15日(土):12時間45分(休憩込み)4:30大倉口登山口駐車場 ⇒ 7:03ロープウェイ分岐 ⇒ 7:38女人堂 ⇒ 8:30千本檜小屋 ⇒ 9:25八海山(大日岳)⇒ 10:25五竜岳 ⇒ 15:13御月山 ⇒ 16:44中ノ岳避難小屋(泊)⇒ 17:15中の岳頂上往復
※中ノ岳小屋で泊まりましたが、かなりいっぱいになります。到着時間が遅くなりそうな方は、テントの持参をオススメします。
10月16日(日):8時間05分(休憩込み)
5:20中ノ岳避難小屋 ⇒ 7:29天狗平 ⇒ 8:41越後駒ヶ岳 ⇒ 9:21クシガハナ ⇒ 11:43十二平登山口 ⇒ 12:35千ノ沢小屋 ⇒ 13:25大倉口登山口駐車場
水は、いずれも沢水です。
私は各ポイントで1L以上の水を摂取しましたが、なんら問題ありませんでした。
但し、個人差があるかもしれませんので、自己責任で飲んでください。
※このコースを歩くのに、はじめから全量の水を背負っていくのは現実的ではないです。
よって、沢水に頼るしかないと、個人的には思います。
こんな暑い日に食事まで水を使うなら最低でも6Lは必要ではないかと思います。
【Traffic】
大宮-(16号経由関越道)-川越IC-大和スマートIC-おおくらの森駐車場(坂本神社の近く)⇒ 行きは3時間、帰りは4時間(紅葉シーズンのため、やや渋滞)
※夜中に出発したので、登山口が分かりにくかったです。アルバムの写真にコメントしてありますので、気になる方はチェックしてみてください。
【Damage】
今回の登山がどれだけきつかったかをもの語るダメージ一覧をご紹介します。・豪快に転んだ回数はなんと9回。
・カーボン製のスティックが真っ二つに折れる。ショック!こんなことある?
・両手の手袋が破れる。岩が多いところだとよくある話ではあるけど・・・。
・腕時計の紐が取れる。買ってから3回目の山行だったのに・・・。
・靴紐を支える金具が取れたが、行方不明。最上級モデルの靴がこんな簡単に?
・手にできた水袋。こんなの初めて。スティックの過剰使用?
・前身筋肉痛+関節痛(これは日頃のトレーニングを怠ったのが悪い。)
というわけで、装備のメンテナンスに結構お金がかかりそうです。