最近、山に行くと熊よけ鈴を持参している人の割合が非常に増えている気がします。
中には非常に大きい音を鳴らすものもあるので、本当に迷惑です。これはまた日本
独特の変な文化ではないかと思います。
特に以下の製品が最もうるさくて、響くタイプなので、これをつけた人に出会った
際は、いつも距離をおいて歩くようにしています。
せっかく静かな山で自然を楽しみたいのに、この音をずっと聞いていると頭が痛く
なり、気分が良くないです。つけている本人はどう思っているのでしょう。
一度だけ小熊に会ったことがありますが、私を見つけた瞬間、後ろも向かず、すごい
スピードで逃げて行きました。
熊には二つのタイプがあるように思います。
1.人を怖がる。
私が出会ったのはこのタイプで、彼らは人間が通るような道を知っているので、
我々が遭遇することはないと言っても過言ではないでしょう。
私は登山道でない道で遭遇しましたが、こっちが気付く前から熊が逃げ出した
ので、熊よけ鈴なんで全く要りませんでした。
2.人を餌とみなす。
北海道や秋田県など、限られた場所で人間を食べる熊がある聞きます。
基本的に人間の存在を隠す必要がありますので、熊よけ鈴は熊よけところか熊呼び
出し鈴となります。食べ物の匂いもそうですが、とにかく人間の存在を知らせない
ための工夫が必要ではないかと思います。
では、熊よけ鈴って一体なにものなのでしょう?
みんなつけているからつけているとしか私には思えないです。
それに効果があったという実験や実話があれば、ぜひ聞かせていただきたいですね。
熊に関連するほとんどの事故はタイプ2の熊に出会ったとき、またはタイプ1だけど
つい刺激してしまった(熊巣に首を突っ込む など)ときしかないと思っています。
私は動物の科学者でもないので100%言い切ることはできませんが、100名山で人の
通りがあるような道での使用は本当にやめてほしいと願っています。