【越後三山(越後駒ケ岳)*】 Oct 15-16 2016, 八海山(1,778m)・中ノ岳 (2085m)・越後駒ヶ岳(2,003m)*

場所: 日本, 新潟県魚沼市
魅力度(Attractiveness):☆   難易度(Difficulty):☆   体力度(Physical Power Level):


週末5週間連続の雨の後、やがて晴天の日がやってまいりました。このチャンスを逃すわけには行かないので、一泊で三つの山を登りました。その名は越後三山!


越後三山は八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳の総称で、最高峰の中ノ岳、百名山の越後駒ヶ岳、焼酎で有名な八海山で構成されています。なお、中ノ岳と八海山は200名山に選ばれています。この地域は豪雪地帯で春から雪溶け水が年中流れるので柔らかくて美味しい水が 豊富です。新潟コシヒカリの秘密もここにあります。今回は、その水が僕の命も助けてくれました。


一泊での越後三山の縦走は、かなりきつかったです。最高峰の中ノ岳が約2,000mと低いとはいえ、スタート時点の標高が250mで、かつアップダウンが激しいため、累計標高差は約3,000mにも及びます。縦走総距離も30キロ以上で、しかも足場が悪いのでずっと集中力が求められます。


言い訳を付け加えると、睡眠不足(前夜車中泊2.5H)、10月中旬とは思えない猛暑(max25度)&晴天(日陰ほぼなし)、水不足(2.5L)がもたらした食欲のなさ(約12キロ時点の祓川までおにぎり一個)、久々のテント白装備(たぶん20キロ弱)で、倒れそうになりながらもなんとかやりきりました。


山自体のレベルはそれほど高くありませんが、歩きにくさはこれまで経験したことがありません。誕生日に山で死ぬかと思いましたが、死なずに帰って来れてホッとしてます。


※越後駒ヶ岳だけ登る場合、上記限りではなく、初心者も簡単に登れますので、ご安心ください。



It was raining for five consecutive weekends, but in the end nice weather finally came. I thought I would never miss a chance to climb this mountain. 

I've never climbed a mountain under a full equipment for a long time, but this time the weather was good so I decided to camp on the mountain with my full equipment. I chose Echigo-Sanzan mountain.

 Echigo-Sanzan consists of three mountains: Hakkaisan,Nakanodake and Echigo-Komagatake. It was so tough to climb this mountain. I struggled with lack of water, high temperatures and a very long course.

The highest point of the mountain is 2,085m, but I started at 250m; Further more there were a lot of ups and downs so on the overall, I had to climb about 3,000m and the distance was over 30km. I felt I needed more strenght.

I expected the temperature to be lower because of the season, but to my surprise it was like summer. I felt dizzy and nauseous because I didn't take enough food. If I did I would feel thirsty and I didn't have enough water with me. Because it was my birthday I knew I couldn't die that day so I managed somehow.


【Movie and Pictures】

※写真が多いので全部は掲載しません。アルバムをご確認ください。
※Videoを撮影した写真は、下記Mapに示してあります。



【VideoⅠ 八海山】




【VideoⅡ 中ノ岳】



【VideoⅢ 中ノ岳~越後駒ケ岳の稜線上】



【VideoⅣ 越後駒ケ岳】


紅葉シーズンを満喫!


 さて、ここから稜線歩きスタート!


八海山直下のロングクサリを通れば、もう危ない箇所なし!


怖いところもあるけど、まぁ大したことないでしょう。


今日の目的地はまだまだ遠い。


キレット!こう見えても、行ってみると全然大したことない。


温泉が流れる沢水で頭も洗って、喉も潤して・・・これこそ天国!!!


スティックって折れるもんなのかな・・・ モンベルは信用できないぜ!



あのアップダウンをすべてやりこなしてきたわけなんです。


どっちがどっちか忘れた。確か左が太陽、右が月?


あれ?これも左が太陽、右が月?上の写真と反対になるはずだけど?!?!



朝日に燃える越後駒ケ岳








【Route and Time-schedule】

10月15日(土):12時間45分(休憩込み)
4:30大倉口登山口駐車場 ⇒ 7:03ロープウェイ分岐 ⇒ 7:38女人堂 ⇒ 8:30千本檜小屋 ⇒ 9:25八海山(大日岳)⇒ 10:25五竜岳 ⇒ 15:13御月山 ⇒ 16:44中ノ岳避難小屋(泊)⇒ 17:15中の岳頂上往復 

※中ノ岳小屋で泊まりましたが、かなりいっぱいになります。到着時間が遅くなりそうな方は、テントの持参をオススメします。


10月16日(日):8時間05分(休憩込み)

5:20中ノ岳避難小屋 ⇒ 7:29天狗平 ⇒ 8:41越後駒ヶ岳 ⇒ 9:21クシガハナ ⇒ 11:43十二平登山口 ⇒ 12:35千ノ沢小屋 ⇒ 13:25大倉口登山口駐車場


二日間で、TOTAL 33.18kmを歩きました。


朝一の最低気温が5℃、昼間が約22~23度と、10月とは思えない猛暑日でした。



水は、いずれも沢水です。
私は各ポイントで1L以上の水を摂取しましたが、なんら問題ありませんでした。
但し、個人差があるかもしれませんので、自己責任で飲んでください。

※このコースを歩くのに、はじめから全量の水を背負っていくのは現実的ではないです。
よって、沢水に頼るしかないと、個人的には思います。
こんな暑い日に食事まで水を使うなら最低でも6Lは必要ではないかと思います。


【Traffic】

大宮-(16号経由関越道)-川越IC-大和スマートIC-おおくらの森駐車場(坂本神社の近く)
⇒ 行きは3時間、帰りは4時間(紅葉シーズンのため、やや渋滞)

※夜中に出発したので、登山口が分かりにくかったです。アルバムの写真にコメントしてありますので、気になる方はチェックしてみてください。



【Damage

今回の登山がどれだけきつかったかをもの語るダメージ一覧をご紹介します。
  ・豪快に転んだ回数はなんと9回。
  ・カーボン製のスティックが真っ二つに折れる。ショック!こんなことある?
  ・両手の手袋が破れる。岩が多いところだとよくある話ではあるけど・・・。
  ・腕時計の紐が取れる。買ってから3回目の山行だったのに・・・。
  ・靴紐を支える金具が取れたが、行方不明。最上級モデルの靴がこんな簡単に?
  ・手にできた水袋。こんなの初めて。スティックの過剰使用?
  ・前身筋肉痛+関節痛(これは日頃のトレーニングを怠ったのが悪い。)

というわけで、装備のメンテナンスに結構お金がかかりそうです。


【高妻山(長野県)*】 Oct 10, 2016, Mt.Takatsuma 2,353m

場所: 日本, 新潟県妙高市
魅力度(Attractiveness):☆   難易度(Difficulty):☆☆☆   体力度(Physical Power Level):☆☆☆

百名山の高妻山。百名山でありながら、知名度はそれほどでもない。近くに明峰が多いこともあり、ここは穴場的な存在になっていると思う。


しかし、登ってみるとこれは楽しい。北アルプスの全貌を眺められる上、妙高山、火打山、雨飾山などの百名山も視野にくっきると入る。


今回は、夜中3時半に出発したので、誰にも会わず、頂上も独り占めできたのが最も大きな収穫だったと思う。何も見えない夜中の山中でオレは一体何をやっているだと思った瞬間もあったけど、頂上にたった瞬間は生きていて良かったと思えた。


紅葉シーズンも少し意識したが、まだ時期が早く満足できるほどの色には染まっていなかった。しかし、雨の直後を狙ったので、紅葉に負けないほど素晴らしい雲海に出会うことができた。山って、季節によっても違う顔をするけど、ちょっとした天気の変化でも、全く違う顔を見せてくれる。



This mountain's name is Mt.Takatsuma. Although it is designated as 100 famous mountain, it's not famous among people. Because there are so many famous mountains near that place like Mt.Hakuba and Mt.Myogi etc. 

So, when I stand at the summit I can see the famous mountains. It was so lucky, because wether forecast predicted it's going to rain. I hoped to see the red leaves, but it was little bit early for peak season. Instead of that, I could see the fabulous clouds. I was so happy there weren't any people at the summit. I could enjoy enough.


【Movie and Pictures】







北アルプスの全貌を楽しめる360度パノラマをどうぞ!



まだ早いが、部分的には本格的な紅葉を味わえる。


雲が圧巻!



雲海のサンドイッチ!



北アルプスを眺めながら感動してしまった。次、あそこに立つのは来年夏だな!



雨飾山、火打山、妙高山。。。2年前の美しかった紅葉と星空を思い出す。



後ろに小さく見える戸隠連峰も非常に魅力的だが、200名山なので登るのは10年後かな?



体が歪んで切るのは豪雪地帯だからだろう・・・。



下山後、戸隠農場で馬と戯れる。






【Route and Time-schedule】

(上り ) 3時間50分 ※休憩込み
  3:30 戸隠キャンプ場出発 ⇒ 5:05 一不動非難小屋 ⇒ 6:07 六弥勒 ⇒ 7:20高妻山山頂

(下り ) 2時間 ※休憩込み
  7:40 下山開始 ⇒ 9:20 牧場 ⇒ 9:40 キャンプ場のバンガロー


”水”って書いてあるところから登って、反対から下りた。
登山者用駐車場に空きがないほど多くの人が訪れたにもかかわらず、
あまり人とすれ違っていないのは、殆どの人が同じコースを登ったからであろう。
個人的にも、そのコースをオススメする。


100名山で2,000mを超える山にしては、比較的単純で、簡単な山だった。
歩く距離も12キロと短く、険しい道はそれほどない。初心者でも問題なく登れるだろう。
数か所、鎖場があるが、危機感を感じるほどのものではなかった。
頂上直下2~300mが急だが、ゆっくり登れば大丈夫。



1~3キロの区間で非常に体調が悪かった。吐き気がして、足が震えて、引き返すところだった。
あの高さで高山病とも思えないし、単なる運動不足なんだろうか・・・。
10歩進んでは深呼吸して・・・を、しばらく繰り返すと、なかなか距離が伸びず、時間ばかり立つ。

しかし、グラフで見て分かるように、4キロ時点から調子が戻ってきてペースをあげる事ができた。







5℃から8度と、そこそこ寒い。冬のシーズンに入る前に、このような温度になれておくべきだな。
その後、帰り道の高速道路で、25度を経験した後、自宅で15度に置かれた瞬間、
僕の体はどうしたらよいか分からないようで、体調が優れない。


【Traffic】

群馬県でキャンプ ⇒ 新潟県経由で野沢温泉 ⇒ 戸隠キャンプ場


【Link】

戸隠キャンプ場

※車で戸隠キャンプ場まで行って、バンガローに宿泊。

 キレイとは言えないが、泊まれなくもない。
 5人用とのことだが、荷物も考えたら大人4人でいっぱいになりそう。 




【天城山(静岡県伊豆)*】 Oct 1, 2016, Mt.Amagi 1,406m

場所: 日本, 〒410-2515 静岡県伊豆市地蔵堂 天城山
魅力度(Attractiveness):☆☆☆   難易度(Difficulty):☆☆   体力度(Physical Power Level):☆☆

伊豆にある唯一の百名山、天城山です。

山岳会の方から聞いた話ですが、伊豆半島はフィリピンの方からトコトコと日本にやってきた島が日本列島にぶつかったものだそうで、植生が日本の山の雰囲気とは違うそうです。

確かに、あまり見慣れない赤い木が多かったです。その他、印象としてはシカが他の山より多かったと思います。この日、約30頭のシカに会いました。しかも、みんな人を怖がっていないです。伊豆半島は東名高速道路にガードされているので、クマなどの動物から攻撃される心配もなく、繁殖しやすいですかね・・・細かい事情はよく分かりませんが・・・。

正直、私はこの山の魅力ポイントを見つけ出すことができませんでした。なぜ、百名山なんだろう・・・。普通にどこにでもあるような山でした。魅力ポイントがあると思う方は、教えてください。

Mt.Amagi is the only mountain that was designated as 100 famous mountains in Izu Peninsula, Shizuoka Prefecture. And I achieved climbing all of the 100 famous mountain of the metropolitan area.

I've never thought about climbing that mountain, because I thought that it's not so popular and not suitable for my level. As I've expected, it wasn't demanding enough to challenge my skills because of the easy and short course.


I have no idea why this mountain was designated as 100 famous mountain in Japan. I think there are so many more beautiful mountains. Anyway, I don't recommend climbing this one.



【Movie and Pictures】







赤い木です。正式名称はわかりません。


ピンク色のキノコは初めて見ました。



山でよく見かけるお花ですね。名前覚えるのが苦手で・・・。



頂上まで2時間しかかかりませんでした。本当に寂しくでつまらない頂上でした。



赤い木がたくさん~



この辺の風景は、北にある山では見受けられない様子でした。







【Route and Time-schedule】

5:40登山開始 → 6:40万二郎岳経由 → 7:40万三郎岳(1,406m) → 09:10天城高原ゴルフ場
(上り2H、下り1.5H、休憩込み)


反対側に縦走するルートもありますが、交通の便がネックになるので、これが最もポピュラーなルートだと思います。



距離は8.5kmと軽い山にしてはあるように見えますが、それほどきつい斜面もなく、通常の山より歩きやすいので初心者コースといえるでしょう。 



気温の差は、約5℃。標高の差がそれほどないので、こんなもんでしょうか。



【Traffic】

大宮 ⇒ (車) ⇒ 天城高原ゴルフ場駐車場

※ハイカー専用の駐車場があり、普通に使えるトイレもあるので、車中泊でも全く問題ありません。
登山客数に対し、十分な広さもあり、駐車スペースに対するストレスはないかと思います。

※新しく(?)できた伊豆スカイラインを利用しましたが、2点注意点があります。

① 行きはゲートが閉まっていて利用できませんでした。利用可能な時間帯があるようですので、事前にご確認ください。

② 帰りの片道だけで、2,200~2,300円程度払いました。高すぎます。料金が気になる方は旧道を利用することをオススメします。その分、運転が大変ですが・・・。



【火打山・妙高山(新潟県)*】 Sep 20~22, 2014, Mt.Hiuchi 2,462m and Mt.Myoko 2,454m

場所: 日本, 新潟県妙高市 妙高山
魅力度(Attractiveness):☆   難易度(Difficulty):☆☆☆   体力度(Physical Power Level):☆☆



新潟県の100名山、火打山と妙高山です。


アルプスほど標高が高いわけでもなく、登りにくい感じでもないですが、自然がよく守られている印象を受けました。


あの周辺により有名な山がたくさんあるからなのではないかと思いますが・・・

とにかく、おかげさまでゆっくりと楽しむことができました。

特に夜中に起きたときにみた星空は本当に絶景でした。



I could see a lot of stars when I woke up early, at around 4 am.
I don't know why I didn't take the pictures.
Anyway, I recommend you to go there in Autumn if you enjoy stargazing.